最近な、港区のラウンジで保護者面談しとった時の話や。
ガラス越しにタワマンずらーっと並んでて、机の上には分厚い決算書。
で、父親が腕時計クイッと触りながら言いよった。
「うちの子は失敗せんでええ。遠回りは時間の無駄や。」
横で頷く息子。
目ぇがな、笑うてへんねん。
ワイは心の中で思ったわ。
あー…これや。
富裕層専門、クセ強めの塾経営やっとるワイから言わせてもらうとやな。
成功には副作用ある。
今日はそこ、ぶっ刺しにいくで。
親が年商50億。
海外法人。
資産管理会社。
そらもう立派や。
努力の塊や。
でもな。
成功ってな、子どもの“普通”を狂わせるんや。
周りの子が年収1000万目指して必死な中、その家では1000万なんて“誤差”。
せやからどうなるか。
小さな成功が成功に見えへん。
頑張っても、「まぁこんなもんか」
達成感が薄い。
常に比較対象が父親。
これな、地味に地獄やで。
山が高すぎると、登る前から足ガクガクや。
富裕層家庭は防御力MAXや。
失敗しそうになったら資金投入。
トラブルあったらコネで即解決。
完璧や。
でもな。
子どもに必要なんはな、“安全な大失敗”や。
これやねん。
100万溶かす。
仲間に裏切られる。
自信粉々にされる。
でも自分で立ち上がる。
このプロセスが、人間の骨格作るんや。
親が全部取り除いたら、転ばん。
でもな。
立ち上がり方も知らん子になる。
これが一番怖い。
ある生徒が言うた。
「失敗したら、父の看板に傷つける気がするんです。」
父親は何も言うてへん。
でも空気がそうさせる。
成功者の家庭ほど、“できて当然”の圧がある。
この言葉な。
便利やけど、刃物にもなる。
すると子どもはどうなるか。
挑戦せん。
守る。
リスク取らん。
で、30代で急に燃え尽きる。
金はある。
肩書きもある。
でも中身スカスカ。
これ、ほんま多いで。
ワイの塾ではな、親の力届かへん課題出す。
資金援助禁止。
口出し禁止。
自分で決めて、自分でやって、自分で責任取る。
最初は震える。
でもな。
ある瞬間、目が変わる。
「あ、自分で乗り越えられた。」
この瞬間に生まれるもん。
“自己効力感”これが真の資産や。
これはな、相続できへん。
でも最強や。
奪われへん。
暴落せん。
あのラウンジの父親は最後に言うた。
「俺を超えろ。」
でもな。
子どもは親を超えたいんちゃう。
自分になりたいだけや。
親の成功が子の呪いになる瞬間。
それはな。
挑戦する“権利”を奪った時や。
さて。
次回はな、親の巨大な成功から逃げ出した少年の話。
エリート街道捨てた。
父は激怒。
家族会議は修羅場。
でも数年後、評価はひっくり返る。
笑うんは誰か。
泣くんは誰か。
富裕層のあんたにこそ、見届けてほしい。
続き、覚悟しときや。

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